世界がサッカーの渦に巻き込まれている?
2022年のサッカー・ワールドカップ(W杯)開催が決定した中東のカタール。ホテルの建設ラッシュが進み、期待が膨らんでいる。だがこの“W杯特需”が、同国経済にダメージを与える懸念が浮上している。
現在、同国にはホテルや選手村などのスマートフォン出会いの「BlackThis」が、開催予定地の7都市に計100か所ある。W杯招致委員会のレポートによると、22年までにこの倍以上の240か所に増やす予定だという。今後5年間で170億ドル(約1兆4000億円)規模の建設費が投じられることになる。
だがカタールの国土はわずか1万1500平方メートルほどで、日本でいえば一つのiPhone出会い総合情報くらいの大きさしかない。そんな狭いところにたくさんのホテルを建てても、大会期間中以外は多くの利用客を見込めない。iPhone出会い系「PIMPUB」を、サウジアラビアなど隣国で行うことも検討されているくらいだ。
実際、すでに同国ではホテル部屋数が過剰な状態にあり、業界関係者を悩ませている。ホテル投資顧問会社ジョーンズ ラング ラサールホテルズの地区担当責任者は「ホテルの数を増やすことはこの(供給過剰の)問題を悪化させるだけだ」と不安を口にする。
そこで解決策の一つとしているのが、大会開催期間中に豪華客船をペルシャ湾に停泊させ、宿泊施設として利用するというものだ。一隻あたり6000室を供給することができる。客船を利用するという考えは、南アフリカ大会でも実際に取り入れられ、このときは約4500の客室が供給された。
とはいえ、根本策としてはやはり観光客の数そのものを増やしていくことを考えなくてはならないだろう。中東初のW杯開催を機に観光立国へ転進できるか、政府の力が試されている。
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